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2017年もあと僅か。もうすぐ2018年
初冬の雲取山を歩いてきました。


Day1
Day2

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週末の土曜日、午前8時30分、新宿駅からホリデー快速おくたま号に揺られること約1時間、奥多摩駅に到着。12月中旬の週末にしては意外に人がいる。ここに来るのも約1年ぶり。

今年は、奥多摩や丹沢へ足が向くことがなく、ここに立っていることが懐かしく感じた。

いつもの鴨沢西行きのバスに乗り込む。
奥多摩駅に電車が着いて、走って改札口を出てバス停へ向かう人はベテランだ。
のんびりしてるとバスで座れないことを知っている。

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今週末は、鴨沢登山口から入り、雲取山を越えて三峯神社側へ降りる予定をたてた。
筆者は、未だ、雲取山の山頂より向こう側へ行ったことがない。
何度も雲取山へ登っているが、どうも向こう側へ行く気がしなかった。
いつも雲取山の山頂を踏んで満足してしまう。
または、山頂すら行かずに奥多摩小屋でテントを張って、食事を摂りながらビールを吞んで星空をみて寝たら満足してしまっていた。

でも、一度は三峯神社側へも歩いてみるべきだろうという思いに至った。

そのような気持ちで歩き出すことにした。

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奥多摩駅から2台目のバスで鴨沢西バス停へ。

夏場の混雑とは違い、鴨沢西バス停で降車する人はそう多くはなかった。
そんな数少ない登山者へ、警察官が登山届けを出すように促している。
登山届は、しっかり書いて出そう。遭難したら探す方は大変だろうからね。

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立派な看板だなぁ。
この看板をみると、いつも雲取にきたなぁという気になる。
ここのベンチスペースがも少し広かったらいいなぁといつも思う。

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前回、雲取山に来たのは今年の1月だった。
登山口から少しあがった所にはいくつかの看板が増えている。
確か、前に来たときは、こんな看板や”将門伝説”の看板なんか無かったような。
2017年の山ということで、ずいぶんと張り切ったみたいですね。

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ちょっと前に赤坂で開かれていた七ツ石山展で、この平将門伝説を知った。
それまでは、雲取山の登山道にそんな逸話があるとは思ってもいなかった。
将門公伝説は、あくまで「伝説」なので真偽のほどは確かではないが、登山道の所々にある小話を想像しなから当時の光景を思いかべる。地名もそれらのお話に由来するものもあるらしい。なかでも筆者は堂所のエピソードが一番印象的だった。

なお、この平将門公看板は全部で10箇所plus2枚ある。
読み忘れたり、改めて読み直してみたい方向けに、改めて全て貼っておきます。
興味のある方のみご覧ください。

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さてさて、かもさわのバス停からちょっと上がったところ。
筆者は、この坂が好き。
電柱に丹波山村のキャラクター「タバスキー」がいる光景がとてもいい。
いつも通るたびに目に止まる。

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バス停から少し歩いて、やっと登山口へ。
車で来る人は、小袖の駐車場からすぐだけど、バス組にはちょっとある距離だ。
よくインスタで見かける2017年記念看板が鎮座している。

よくよく観察して見ると、タバスキーがいるな。
ということは、この看板は丹波山村が作ったのか。
そう、きっとここは丹波山村なんですね。

そんなことを考えながら、ハイクスタート。

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登山道に入り、目についたのは霜柱。
冬のおとづれを感じさせる光景だ。

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なぜか、綺麗に立っている木々たち
自然の描く線は、とてもきれいだ。
日光を求め、上へ上へと伸びて行く葉。木の下は日が射さない。

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途中にあるこの道標
よくよく観察しているとなにか書いてある。

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「東京マラソン」の文字が目に入る。
おそらくこの道標は、東京マラソンの収益で建てられたものということだろう。
こんなところに注ぎ込まれているのか。

ここから、緩やかな樹林帯の尾根歩きが2時間ほど続く。
やっと、ワンクッション。七ツ石小屋が見えてきた。

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七ツ石小屋に到着。
ここは、最近、活気がありますね。
昨年からだったかな。小屋が、丹波山村の経営になり若いご夫婦が小屋の管理をされるようになったのは。TwitterやFacebookなどを活用し、情報発信に勤めている姿勢を強く受け取れます。
ちょうど、約1年前くらいにここのテン場に泊まった。ここは常連さん数名がいて、行くといつもいるんです。さすがです。この日も見覚えのある方がいました。さすがです。

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いい看板ですね。

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小屋の水場は、止めていると呟かれていましたが、一応、ちょろちょろ出てました。
まぁ、これを当てにしてはいけませんが。

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小屋の上の水場は豊富に出ていました。
奥多摩小屋の水場は、限りなくチョロチョロだったので、これから行く予定がある人はここで調達して行くことも念頭に置いておくべきでしょう。

いつもは、ここから巻道で石尾根へ出るんですが、今回は、きっちり七ツ石山へ向かうことにしました。

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七ツ石山の山頂手前に七ツ石神社跡があります。ご神体は一時的に麓へ降ろされたそうです。
雨風に曝された跡が感じられます。

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将門公伝説にも登場しますが、七ツ石山の由来となった七つの石ってこれのことですかね?

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七ツ石山の山頂へ到着。
普段は、巻道をつかうことがほとんどなので、ここへ来ることはあまりない。
七ツ石山は1751mあり、周りが開けているので眺望が素晴らしい。
向かいの石尾根が一望できるロケーションには心踊る。

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七ツ石小屋で仕入れたコーラを飲み干す。
山コーラは至福です。

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山頂からは、これから歩く石尾根縦走路が一望できます。
小雲取まで確認できますね。
今日、泊まる予定の奥多摩小屋あたりも観えそうです。

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石尾根を進み、ダンシングツリーにご挨拶。

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いつまで踊るつもりなんだろう。

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ヘリポートに到着。
ここからの景色は最高です。

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奥多摩小屋のテント場へ到着。
あれ、意外にテントが少ない印象を受けました。
いつもなら、溢れんばかりの数が貼られているのに。
この日は、まばらです。

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奥多摩小屋で受付を済ませます。
この日、この小屋へ素泊まりされる方は7名かな。いました。
閉鎖の件、聞いてみたかったけど、どうも詳しい話を知らない感じの小屋番さんだったので、さっと諦めてテントを張りにいきます。奥多摩小屋閉鎖の件は、話が長くなるので別にまた書きます。今回は山歩きの部分のみ。

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小屋で、ビールを仕入れてきた。
外は氷点下近くとかなり寒いけど、ビールです。
あっという間に2本とも呑みほしてしまいましたが。

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どこにテントを貼ろうか、テン場を散策。
この日は、奥多摩小屋名物の爆風モードの日で、開けた場所には張りたくない。
樹林帯の中のいい場所は、既に先客の方々がしっかりと張っています。

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小屋から少し離れた場所にしました。
この日は、事前の天気予報から爆風と気温が低いことを懸念して、トレックライズをチョイス。
初めはルナソロでいこうかとも思いましたが、爆風で破損する恐れと、寒さに震える夜になることへの恐怖心から、完全に閉め切れるトレックライズにしました。冬場はやっぱりこれかな。
案の定、すごい爆風でした。まず、テント張るのが一苦労。広げたインナーが飛んでいきそうになるは、フライはビラビラ靡いて張れないわ。とにかく苦労した。なんとか石を駆使しながら無事に設営完了。
夜中に飛んで行くのが怖かったので、入念にペグダウンして、風が吹き込みそうな場所に石を置いて風対策を施した。写真で見ると酷いなこれ。

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この日、やっとシューズを脱いだ。
アトリエブルーボトルさんのショートソックスでも寒くなかった。
気温がかなり低かったので、ソックスも厚めのものにしようか迷った。
でも、2日間、寒いと感じることはなかった。厳冬期以外ならこれでいけるかも。

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テントを張り終えたら、小物類を用意します。
昨年かな、寝てたら横からくる冷気がとても寒くて、何度も夜中に目が覚めたのは。
ふと、気が付いて今回はマットとテントの間に空のペットボトルを差し込んでみた。
寝ている間にマットがずれて側壁によることも防止できるし、銀マットが倒れて来るのも防げる。これはグッドアイデアなので、次回からも採用です。

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テント泊の夜食は、カレーと決めています。
なぜカレーなのかというと、とにかくカレーが好きだから。
あと、作るのも片付けも楽なんです。お湯を沸かしてアルファ米を戻しつつ、カレーを温める。その間にちょっといっぱいやる。温めたカレーはご飯の袋の中へ流し込み、食べ終わったらチャックをして、そのままゴミ袋へイン。もうこれが定番化してしまった。

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少し前に、神保町のさかいやでみつけたULえもんかけだったかな?こいつをもっていってみました。まぁ、なくてもいいけどあると便利ですね。とても軽いので持っていっても重さは気になりません。

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筆者は、手ぬぐい派なので、テント内で乾かすんですが、天井付近に張ったショックコードに吊るすのがイマイチだと感じていたので、このえもんかけはアリだと思いました。
こんな感じで使ってます。


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あと、coccoonのマミーライナー。
こいつは本当に秀逸なアイテムだと思う。シュラフの中で身体から出る湿気を吸ってくれて蒸れを調節してくれる。

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冬のテント泊では、エアマットにホッカイロを貼るといいです。
マットの中の空気が温まるはず。特に冷えを感じる足元に貼るのがオススメです。

この日の奥多摩小屋は、風がとても強かった。
普段なら、テントの外で煮炊きをするところ、とてもじゃないけど外には居られないほどの強風が吹いていた。しかもとても寒い。ほんとはテント場をブラブラして他の人がどんなギアを使っているのか拝見しに行きたかったけど、今夜はマイテントに籠りっぱなしになった。
食事をして、シュラフに入っていると、いつの間にか眠むってしまったようだ。

2時間ほどして、目が覚めた。

さっきまでの強風が嘘のように止み、静寂な夜が訪れていた。
テントから這い出て、空を見上げた。

夜の星が広がっていた。

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テントて寝るようになって、星空を見上げる楽しみを知った。
小屋泊だと、夜中に外に出づらかったり、物音を立てるのを気を使ったりと、星空を見に行きづらい。
街と違って、灯のない世界に輝く星は、とても明るい。

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テン場に咲く夜の花

涸沢なんかと違って数は少ないけれど、それぞれのテントで夜を楽しむ人がいる。

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やっぱりこのテン場はいいね。
無くならないでほしい。

今夜は星空を観て満足して寝るはずだった。

しかし、あれ。なんか寒いぞ。
とても寒い。シュラフ冬用なんだけどな。
あれれ。という夜を迎えることになった。

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テント内でバーナー使っても4度。
ここからどんどん冷え込んでいきました。

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Day2につづく。

Day1
Day2


番外編

今回、とても役に立ったギアをご紹介

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これ、いいと思う。
何か知りたい人は、
mountainneberland”をご参照ください。

筆者はオシャレブロガーではないので躊躇なく書いちゃいます。

※アトリエブルーボトルさんのステッカーが防水だったので貼ってしまいました。
○岡さん申し訳ありません。


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