ポチったハイレゾ対応イヤフォンが届いた。
実力は如何に。






コスパ最強のイヤフォン

Amazonでポチったコスパ最強のイヤフォンが届いた。フィリップスのSHE97シリーズは、もう随分昔からその安さと音質の良さに定評あるイヤフォンだ。その最新作SHE9730がハイレゾ対応を謳っているが、前作とほんとに違うのだろうか。


届いた外箱を開封して中身を確認。イヤフォン本体とイヤーピースが大中小、それとコードを巻くやつとケースが入っていた。確か、これらは前のやつの付属品と変わりない感じだと思う。ケースなんて同じではなかろうか。前の買ったのが数年前なので記憶が曖昧だが、本体以外は変わっていないと思う。
ちょっと、残念なのは、前モデルのSHE9720からL字型のジャックになってしまった点。
今回もL字型のままだった。スマホに挿すのはI字型の方がいいよね。

では、本体は何が変わったか。

再生できる周波数帯域がアップした


ハイレゾ対応になった。つまり、既存のCDの音源で再生出来る規格限界値20kHz以上の音が出せるようになったという事だろう。ハイレゾの定義がCDの音源以上の音質という事らしいので、このイヤフォンは40kHzまで再生出来るということだ。人間の耳には40kHzなんて聞けないらしいけど。

実際に、前モデルと聴き比べてみると、明らかにSHE9730は音が細かく鮮明に聞こえる。ひとつ前のモデルSHE9720も良いイヤフォンだが、SHE9730を使うともう戻れない気がする。低音が少し控えめになって、ボーカル音がより前に出てきた感じを受ける。Amazonのレビューに同様のことが書かれていたが、その通りだと思う。前作までは「総じてひとつの音楽」だったが、今作は、「個々の音がそれぞれ独立した音楽」といったニュアンスだ。ポタアンなんてなくても十分に聞けるし綺麗だ。

ハイレゾ対応の出力デバイスと音源さえあれば、イヤフォンがハイレゾ対応でなくとも、その恩恵には預かれる。既存のMP3音源よりも、より細やかな音が聞こえるはずだ。音の密度が上がっているという表現が正確かは分からないが、ボーカルのブレス音や、コーラスエフェクトの声や、途切れそうな音までくっきりと聞き取れる。音同士が重なり合わない。予想以上の音質の良さに驚いた。いままでハイレゾに関心がなくて、あまり気にしていなかったが、これほど違うとは思っていなかった。
※追記 iPhone8シリーズおよびXのDAC性能は48kHz/24bitらしいので、これよりも上位のデータは48kHz/24bitにダウングレードされて再生されるそうです。でも、それでも十分いい音だと思います。

ただ、ハイレゾのFLACデータは容量が大きいので、iPhoneに入れる曲は厳選する必要がある。それに楽曲配信サイトで配信されている曲が、まだ多くないので今後の展開に期待したい。
ハイレゾ配信の代表作は、最近ではおそらく宇多田ヒカルの「Fantôme」だろう。いい曲ばかりだ。これからデバイス自体の容量が大きくなれば、ハイレゾ音源もより沢山入れれるようになるのかな。

iPhone側の準備するもの

iPhone側の再生アプリは、FLAC Player+というものを使っています。無料です。 

これ→リンク(※リンク先はiTunesです)

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ios11以上のiPhoneにこのアプリをダウンロードして、ハイレゾのFLACデータを入れて、ライトニング変換ジャックでこのSHE7300を挿せばハイレゾで聞けます。

移動中に音楽に浸るのって、とても幸せな時間だと思おう。
このイヤフォン、コスパ最強です。


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