9月下旬、島根県へ行く用事があったので、
中国地方唯一の百名山、鳥取県の大山(だいせん)へ登ってきました。
東京に住んでいると、関東甲信越の山や日本アルプスの山々へ行く機会があっても、それ以外の地方の山へはなかなか行く機会がない。今回、島根県へ行く用事があったので、ついでに大山にいってきました。「大山」というと「おおやま」と読む方が関東人にはしっくりくると思います。「だいせん」という読みは中国地方のなまりで「山」を「せん」と発音することからきているらしいです。要は同じ「おおきなやま」なんでしょうね。
島根県で用事を済ませた夕方、島根県川本町を車で出発し、山道をひたすら鳥取方面へ走ります。ラジオも入ってこない真っ暗な山道を約3時間かけて走り、大山の麓にある野営場に着きました。今夜はここにテントを張って翌日早朝に大山に登ります。
とその前に、大山の登山口近くに温泉があるのでそこへ行きます。
「豪円湯院」という施設なんですがここがとても良かった。お値段なんと380円!営業時間は、週末が21時まで。この日は20時ごろに滑り込みました。そのため私以外のお客はほとんどおらず、貸切風呂状態です。そもそも山の中腹にあるため、近隣に宿泊している人以外はここへはこないのかもしれません。
受付を済ませて、奥に入っていくと長い廊下があるります。とても雰囲気が良かった。
遅い時間で私一人だったのでパシャりしました。洗い場は使いやすく、シャワーの湯量が多いのがよかった。場所によってはチョロチョロしかでないところもありますからね。
露天風呂もかなり良かった。夜遅かったため外がよく見えませんでしたが、ここは庭も売りにしているようです。HPで見てみてください。
そして、一番凄いと感じたのがこの「神の湯」。とんでもないパワースポーットです。とにかく行けば分かります。ここは大山に行ったら是非寄って欲しい。
泉質もかなり良かったです。是非立ち寄って欲しい立ち寄り湯です。
さてさて、野営場に戻ってテントを張って寝る準備です。
さてさて、野営場に戻ってテントを張って寝る準備です。
キャンプ場は結構広いけど、真っ暗で目視できないので駐車場から近いですサイトに寝床を張ります。
今回は、出雲空港まで飛行機移動だったので、軽量コンパクトなルナソロLEをチョイス。真っ暗な中ささっと張りました。このキャンプ場はシーズンオフでしたが利用は可能です。この日も何張りかあり、それぞれ夜を楽しんでいました。周りは真っ暗です。
真っ暗な中、ささっと張ったわりに綺麗に張れました。だんだんルナソロの張り方が分かってきた。ルナソロは変なデザインで、入り口側をピン張りするのが難しかったんですが、やっと分かってきました。入り口付近は地面に接しないデザインで、タープに近い角度になるとピン張りできますね。
ここで、ちょっとギア紹介です。マットはニーモのテンサー20Rインシュレーデッド、枕はモンベルのUL.コンフォートシステムピロー(旧製品)を使っています。このマットが秀逸で寝心地、携帯性、暖かさでベストです。マットは他にも色々と試してきましたがこれで決まりです。ショートにするかレギュラーサイズにするかは、寝ることへの意識で異なると思います。私は足を冷やしたくないのでレギュラーを使っています。おかげで真冬でもヌクヌクです。
テンサーインシュレーテッド 20R(NM-TSRI-20R)
本体重量 410g
幅 51cm
長さ 183cm
厚さ 7.5cm
収納サイズ 20×φ9cm
素材 20Dポリエステル
付属品 専用スタッフサック、コンプレッションストラップ、リペアキット
モンベルのU.Lコンフォートシステムピロー
【素材】30デニール・ポリエステル・リップストップ[TPUラミネート]
【重量】61g
【カラー】シアンブルー(CNBL)、サンセットオレンジ(SSOG)
【サイズ】長さ25×幅45×厚さ12cm
鳥取に乾杯!
あと、枕についてです。枕もいくつか使ってみましたが、このモンベルの枕に落ち着きました。理由は値段とコンパクトさ軽さと寝心地です。そう全ていいんです。もうこのマットと枕で決まりです。
以前は、寝ている間に枕がずれたりしてどこかに行っちゃたりもしました。そこで、枕の四隅にある穴にショックコードを上下二本通してマットに固定するようにしました。完璧です。もう離れない。朝までぐっすり眠れます。
朝起きてみると、自画自賛ですが、ルナソロ綺麗です。
夜中にチャチャっと張ったわりに綺麗です。見惚れるほど綺麗です。
ローカスギアのシェルターもラインが綺麗ですが、ルナソロの後ろ姿には惚れ惚れします。
9月下旬ですが、外気温は10度。だいぶん秋が近づいてきた感じです。
7時30分、ハイクスタートです。野営上前の夏山登山口から取り掛かります。鳥取県の大山も神奈川県の大山に負けじど階段が続きます。
ずっと階段が続きます。
二合目でも階段です。
三合目も階段が続きます。
四合目も、やっぱり階段が続きます。
五合目まできました。
ここまで登ってきてたら、ちょっとした休憩場所があります。一応、トイレもありますが使えるか不確かですね。
この辺りから、山頂付近を目視できるようになってきます。
下を見ると鳥取の街が広がっていました。奥には日本海が広がります。
綺麗な山肌です。
六合目です。
七合目を超えて、八合目からは木道の草原歩きになります。
ここからは、歩きやすい木道が山頂まで続きます。よく整備されていて、とても気持ちよく歩けます。
先程までの、階段続きの登りが終わり、やっと綺麗な風景を眺められるようになりました。
山頂下には、避難小屋があります。山と高原地図では「避難小屋」の表記以外特に何も記されていませんが、なんとここ売店があったんです。
このボロボロの看板を見て「は?売店営業中?ほんとですかぁ?」と疑いました。
でも、看板出してるっとことはやってたりするのかな?と半信半疑で小屋に入ります。
反対側に入り口付近に歩いて行くと、なんか小窓の場所がある。
そう、ここが売店です。冷えた飲み物が600円、コーヒーが300円、手ぬぐい1000円で売ってます。
これは予想外でした。
朝一、登り始めたとき、なぜか下山してくる人とすれ違いました。7時台なのでいったい何時から登り始めたらこんな早い時間に下山できるんだろう?と疑問に思っていました。中にはロールマットやシュラフを持った人もおり、「え?山頂で寝れるの?」と不思議でした。
避難小屋にきてみて、その疑問がとけました。ここに泊まって日の出を見たんでしょうね。なるほどなぁ。雲取山の避難小屋と同じ感じかぁ。こっちは売店もついてるし。
山頂で600円で購入した高級コーラを飲み干してやりました。美味い。
いまは通行禁止になっている本当の山頂への道。両脇が切れ落ちており、これは危険だ。
大山は、ファミリー登山が多く、ガチガチの登山者は少なかった。子供やカップル、会社の同僚などで登っている人が多い印象でした。そのため、このルートは通行止めは仕方ないですね。
山頂から見る避難小屋。絵になる。
今回のギアたち。最近の日帰りはこれが定番化してきました。
山と道のmini,ワンラスのカンパラパック、最近お気にのトレイルバター
あと、この座布団マットくん。はるばる東京から持ってきました。
さて、下山します。
下山中、すれ違った女の子の手にはこれ。「JA鳥取西部」
こういうのかっこいいなぁと思う。地元感がいい。
そして、チョッパやで下って行く女の子3人組。クワガタを捕獲してた。
子供のスピードにはついて行けません。
下っていると、だんだん山頂付近に雲が出始めました。
山は、やっぱり朝一がいいですね。
下山は、わりとさらっと降りてこれました。
駐車場まで戻ってくると、前夜は空いていた駐車場が入り口付近まで溢れていました。
9月下旬でも人気なんですね。ここは。
さて、島根県へ戻ります。
モンベル前を通過。登山口にあるんですね。
ここから出雲までドライブが良かった。
前を見ていると。ん!?
馬が道路を走ってました。
悔しいので追い抜いてやりました。文明の力を馬に見せつけてやりました。鉄馬強し。
下山後、こんどは玉造温泉郷へ寄って、またまた温泉に入ってきました。
ここも有名みたいです。ぜひお立ち寄りください。
ちなみに私が寄ったのは、ホテル玉泉の立ち寄り湯。
めちゃめちゃ高級感あるお風呂をいただきました。
ホテルが豪華で、温泉まで遠かった。いつかは泊まりにきたいです。
宍道湖脇を走り抜けます。最高に気持ちの良いドライブ。
出雲市にきたらこれっていう出雲そばの店「献上そば羽根屋」
割子そばを頂きました。
甘めのつけ汁が美味しかった。
18時にホテルにチェックイン。
無事に今夜のお宿へたどり着けました。
ここのホテルの朝食で出たしじみ汁が激うまでお代わりしてしまった。
宍道湖でとれたしじみはなんでこんなに美味しいのだろうか。
たっぷり楽しんだ1日でした。
大山も出雲も最高に素敵なところだった。
また訪れたい場所。
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