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けん引の一発試験で使う車両
よく見て理解すると合格に繋がる?


■初稿:2022年10月27日 ■更新 なし

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たまたま、試験車両をじっくりと見られる機会がありました。
この日、試験コースの駐車場開放のためか、試験車両が発着場に駐車されていました。普段はじっくりとみれませんが、この機会によく観察してみることにしました。

◆いすずのフォワード

おそらく、ごく最近、試験車両を入れ替えたんだと思います。(2022/08時点)このヘッド部分の車両は最新モデルのいすずフォワードだと思います。
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そして、台車も数ヶ月前に新しいものになった気がします。私が試験を受け始めた数ヶ月前は、台車のホイールは黒くて汚かった。その台車は、いま試験場裏の駐車場に停められています。

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こうしてみると、いかに台車が短いか分かりますねぇ。

※よく間違えている人がいますが、試験開始時には車両左側の通路を通って、助手席側の試験管のところまでいきます。
車両の右側を歩いている人は、厳密にはその時点で間違っています。(印象悪くなります)

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ヘッド部分は、4トンワイド車仕様だと思われます。
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台車は、新しいだけあってとても綺麗です。
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これがツライチです。最後に発着場に戻ってくるときに、この程度まできっちりと寄せましょう。
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なぜか、台車のタイヤとホイールだけ大型車のものなんですよね。
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(↑けん引のベッドは、ワイド仕様)
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(↑中型車のタイヤはツライチです)

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違いがわかりますか?この写真だと、結構、タイヤが内側にあることが分かると思います。普段、トラックなどに乗ることがある人なら感覚を掴めると思いますが、乗用車しか乗ったことがない人には、少し違和感を感じるかもしれません。

シャーシよりもボディの方が少し大きいんです。

普通は、シャーシとボディは同じピッタリサイズなんですが、予算をケチるとこうなります。

このことが何に関係するかというと、方向変換や右左折時にタイヤがどこを通過するのかに違いが出ます。

感覚的にボディで車幅を判断している人は、その内側をタイヤが実際には通っていることになります。縁石に接輪したり、センターラインを踏んだかどつかなも、微妙なときに違いが出ます。自分ではキツイと思っても、案外まだいけたりします。

それに対して、台車側は、ツライチなので要注意です。

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接続部分です。ヘッドの後輪の真上にあります。
ここを起点にして、台車は左右に曲がっていきます。つまり、台車の前輪タイヤです。


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■中型車との比較

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こっちの中型車は、ひと世代古いフォワードですね。この世代の車は、とても乗りやすいです。

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試験用にダブルキャブ仕様になっています。
長さ的には、けん引車より、少し短いくらいです。ホイールベースの違いがありますね。けん引は短く、中型車は長い。けん引車で、4t車の感覚で右左折すると、えらくハンドルが切れるなぁと感じますが、このホイールベースの長さの違いからではないでしょうか。

けん引車は、極端に短く、小回りが効くんです。

いまの中型車って、いわゆる4トン車ではなくて、11トンまで乗れるため、昔で言う4トンの増トン版みたいな車両になってますよね。実際にこんな車両は、重機回送など、重いものを積むのに狭いところに入っていく車両などでしょうか。

◆けん引車の特徴
・6輪車
・トラック(中型車サイズ)
・ヘッドが短い→ハンドルの切れる感覚が違う
・台車も短い→バック時の台車の折れ
・バック時の動きが特殊→とにかく微量に動く
・クラッチが伸びている(幕張ローカル)

これくらいでしょうか。

事前に備えられることは、しっかりとやっておきましょう。コースに慣れること、どこで何をするのかを頭に入れておくことが大事です。




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