使い方次第で、最強のカメラになる。
間違いのない性能と機動性はSONYの集大成。
初稿:2022年8月1日 更新:なし
blogの目次
http://fridaysbeer.tokyo/archives/18643897.html
◆SONYの集大成たる「ZV-E10」
近年の動画ブームがひと息ついたいま、その果実として生まれたのが、高コスパ&高機能性を実現した機種「Z'V-E10」。
ハイスペック機や前モデル機などから、機能、部品などを流用して、かなり製造コストを抑えた製品というのが、本機の1番の特徴です。
その特徴を簡単に挙げると。
・とにかく安い(ボディは約7万円弱)
・必要十分な機能(4K30p)
・最小最軽量(2022/07/時点でクラス最小)
→バッテリー・SDカード込みで約343 g
→SEL1020G 178 gと組み合わせると521gしかない
・デザイン性が良い
・手の収まりが良い
・アクセサリー類が安価
・A-PSCなのでレンズがお手頃価格
と、とにかく経済的優位性が高い。
◆映像は綺麗なのか?
「さすがSONY機」と言った映像が撮れます。他のSONYのカメラに比べても遜色なくSONYらしい映像が撮れます。
HDで撮る人なら十分、4Kデフォの人なら30pまでで許容できる人ならギリ許容できる、4K60p以上希望の人には、ちょっと期待に答えられない、という印象です。
個人的に、2022年7月現在、動画は4K30pがデフォルトで、より上をいきたい人が4k60p.6K.8kを使用するイメージです。
たとえ、HDでしか使わないという人でも、いつか見返す時が来るので、4Kで記録しておくことをお勧めします。書き出しの際にHDにすればいいのです。4kの素材だと編集にパワーが必要にはなりますが、撮って出しならば何とかなると思います。
より、高額は予算がある人は、フルサイズ機を使えば良いと思います。お手頃にほどよい動画を撮りたいというニーズならば、ZV-E10は最適な機種でしょう。
◆携帯性が最高に良い。他のミラーレスにはないこのメリットは、日々の使用頻度を上げる
「使ってなんぼ。」
とにかく小さいボディ、さらにA-PSCのレンズは小さくて軽い。特に、2022年6月に販売されたSONY純正の3本のレンズと組み合わせると、他のカメラにはない、コンデジのような軽量コンパクトカメラに仕上がります。
私は、レンズキットで購入しましたが、EPZ10-20G基本的に(SEL1020G)レンズで運用しています。
日中で望遠が欲しいとき、セットレンズを使用するることもあります。
↑この3本のレンズがとにかくおすすめです。
さすがGレンズという描写力を感じました。
私は、基本的にSONY純正のレンズが最適解だと考えています。
◆PP(ピクチャー・プロファイル)を使う
ZV-E10は、動画しか撮らない。基本的にスチールを撮るカメラではありません。
スチル撮影には、基本的にEVFを使うからです。
動画を撮るときの設定の基本は次のとおり。
4k30p
1/100
iso auto(上限iso6400)
PP10カスタム
そして、デフォルトバリアブルND(2-32)を付けて運用しています。
これ、ほんとコスパが良いバリアブルNDだと思います。
(↑最近、流行ってきやマグネット式も出たみたいです。)
夜間などでは、また別の設定にします。
PPは、以前にもRX100M7のときに書きましたが、基本的にはPP10をカスタムして使ってきます。
いまは、PP1もアリかなぁと思うようになりました。
あえて書いておきますが、この2つ以外のPPを使うことは論外だと思っています。S-logなどはカラーグレーティングを行うことを前提とするので、ZV-E10を使う意味合いである「お手軽にほどよい動画を撮る」ということから離れてしまうからです。
基本、撮って出し(カメラで撮影したままのデータで編集して仕上げる)運用です。
綺麗にカラーグレーディングをしたいなら、10bit機を買いましょう。α7SⅢかα7Ⅳ、もしくはGH6などです。
いつか、レベルアップしたいという段階までいったのならば、練習がてらにカラーなどを弄るのはアリだと思います。その際は、使える設定をフルに活かして色々チャレンジしてみてください。
基本的な、ZV-E10の購入動機である「お手頃にそこそこ良い動画を撮る」に沿った運用は、ZV-E10側で基本的なカラーの設定を済ませて、編集ソフトではカラーなどは触らず撮って出しのまま、短時間で動画を作ります。
M1 MacBook Air とDaVinci Resolve Studioの組み合わせで、なんとか日常的にお手軽運用できる素材の軽さで収めたいんです。
◆求めすぎちゃダメ。このお値段ならこの程度
ZV-E10の評価で、1番痛い評価は「手ぶれ補正が無い」だと思います。そう、確かにその通りです。メーカー自体がVLOGカムとか言って宣伝してるくせに、手ぶれ補正が付いていないのは、一体どうした?と言いたくなる。更に、ボディ内手ぶれ補正の代わりの「電子手ぶれ補正機能(アクティブ)」を使うと、なんと、画角が1.44倍されるんです。更に4K30pだと1.23倍されます。
この活字と数字だけ見ると「酷いなぁ」と思います。
でも、欲しい機能を着けたらこのお値段で商品化は厳しいのではないでしょうか。価格と機能はトレードオフの関係にあります。
足りない機能は、人間側で補えばいいんです。
・手ぶれ補正が無い
→カメラを振り回さない
→三脚などで固定して撮る
→ジンバルを使う
→人間ジンバルになる
・画角が狭い
→SEL1020Gレンズを買えば良いんです
→アクティブ手ぶれ補正を切ればいいんです。
対策は出来ます。
ボディ価格が抑えられている分、人間がやるしかありません。それこそが腕を磨くチャンスです。
このカメラで、動画撮影の基本的事項を習得すれば、高い高級機を使ったとき、その高機能性にびっくりし、その楽さに気づきます。
◆Webカムとしては最強
ZV-E10には、ストリーミング機能が付いています。
4K配信が可能という点は、他にない強みです。
お家から配信したり、屋外などから配信するのにはコスボの良いカメラではないでしょうか。
◆ZV-E10が合う人、合わない人
・合う人は、つまり、このお値段ではお安くお手軽にそこそこの動画で良い人です。
アホみたいに機能を求めず、撮った動画を観て、その内容に満足できる人には向いています。
・合わない人は、つまり、高機能性を求める人です。そういう人には向かないカメラです。上位機種を使っていて、それと同じような使い方をしたいなら、それは合いません。きっとストレスフルだと思います。
◆個人的感想
私、個人の求めるものは、「小型で、軽量コンパクト」で、お手軽に普段から持ち歩けるカメラ。それに加えて、RX100M7やGoProよりも暗所撮影が出来るカメラでした。
GoPro10の手ぶれ補正を使っていると、ミラーレスの補正は効かない方になります。
また、iPhoneのお手軽さに比べると、ミラーレスは重いし荷物になるし、さっと出して使えない。
これらの経緯があり、少しだけ大きく荷物になるけれど、より暗所で撮れるお手軽カメラとしてZV-E10を買いました。
バリバリ、DaVinci Resolve Studio でカラコレをやりたい時期は超えました。BMPCC4Kで十分に楽しんだので。
いまは、「お手軽な日常記録」を撮る道具として、より最適なZV-E10を活用したいと思っています。
また、山に持って行くにも最適だと思います。
とにかく、小さく軽い。そして、少しお金を出して明るいレンズを揃えれば、昼夜問わず、山の体験を映像に収めることができます。人生の一瞬を映像に残すことができます。
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◆SONYの集大成たる「ZV-E10」
近年の動画ブームがひと息ついたいま、その果実として生まれたのが、高コスパ&高機能性を実現した機種「Z'V-E10」。
ハイスペック機や前モデル機などから、機能、部品などを流用して、かなり製造コストを抑えた製品というのが、本機の1番の特徴です。
その特徴を簡単に挙げると。
・とにかく安い(ボディは約7万円弱)
・必要十分な機能(4K30p)
・最小最軽量(2022/07/時点でクラス最小)
→バッテリー・SDカード込みで約343 g
→SEL1020G 178 gと組み合わせると521gしかない
・デザイン性が良い
・手の収まりが良い
・アクセサリー類が安価
・A-PSCなのでレンズがお手頃価格
と、とにかく経済的優位性が高い。
◆映像は綺麗なのか?
「さすがSONY機」と言った映像が撮れます。他のSONYのカメラに比べても遜色なくSONYらしい映像が撮れます。
HDで撮る人なら十分、4Kデフォの人なら30pまでで許容できる人ならギリ許容できる、4K60p以上希望の人には、ちょっと期待に答えられない、という印象です。
個人的に、2022年7月現在、動画は4K30pがデフォルトで、より上をいきたい人が4k60p.6K.8kを使用するイメージです。
たとえ、HDでしか使わないという人でも、いつか見返す時が来るので、4Kで記録しておくことをお勧めします。書き出しの際にHDにすればいいのです。4kの素材だと編集にパワーが必要にはなりますが、撮って出しならば何とかなると思います。
より、高額は予算がある人は、フルサイズ機を使えば良いと思います。お手頃にほどよい動画を撮りたいというニーズならば、ZV-E10は最適な機種でしょう。
◆携帯性が最高に良い。他のミラーレスにはないこのメリットは、日々の使用頻度を上げる
「使ってなんぼ。」
とにかく小さいボディ、さらにA-PSCのレンズは小さくて軽い。特に、2022年6月に販売されたSONY純正の3本のレンズと組み合わせると、他のカメラにはない、コンデジのような軽量コンパクトカメラに仕上がります。
私は、レンズキットで購入しましたが、EPZ10-20G基本的に(SEL1020G)レンズで運用しています。
日中で望遠が欲しいとき、セットレンズを使用するることもあります。
↑この3本のレンズがとにかくおすすめです。
さすがGレンズという描写力を感じました。
私は、基本的にSONY純正のレンズが最適解だと考えています。
◆PP(ピクチャー・プロファイル)を使う
ZV-E10は、動画しか撮らない。基本的にスチールを撮るカメラではありません。
スチル撮影には、基本的にEVFを使うからです。
動画を撮るときの設定の基本は次のとおり。
4k30p
1/100
iso auto(上限iso6400)
PP10カスタム
そして、デフォルトバリアブルND(2-32)を付けて運用しています。
これ、ほんとコスパが良いバリアブルNDだと思います。
Shenzhen Zhuoer Photograph
Shenzhen Zhuoer Photograph
(↑最近、流行ってきやマグネット式も出たみたいです。)
夜間などでは、また別の設定にします。
PPは、以前にもRX100M7のときに書きましたが、基本的にはPP10をカスタムして使ってきます。
いまは、PP1もアリかなぁと思うようになりました。
あえて書いておきますが、この2つ以外のPPを使うことは論外だと思っています。S-logなどはカラーグレーティングを行うことを前提とするので、ZV-E10を使う意味合いである「お手軽にほどよい動画を撮る」ということから離れてしまうからです。
基本、撮って出し(カメラで撮影したままのデータで編集して仕上げる)運用です。
綺麗にカラーグレーディングをしたいなら、10bit機を買いましょう。α7SⅢかα7Ⅳ、もしくはGH6などです。
いつか、レベルアップしたいという段階までいったのならば、練習がてらにカラーなどを弄るのはアリだと思います。その際は、使える設定をフルに活かして色々チャレンジしてみてください。
基本的な、ZV-E10の購入動機である「お手頃にそこそこ良い動画を撮る」に沿った運用は、ZV-E10側で基本的なカラーの設定を済ませて、編集ソフトではカラーなどは触らず撮って出しのまま、短時間で動画を作ります。
M1 MacBook Air とDaVinci Resolve Studioの組み合わせで、なんとか日常的にお手軽運用できる素材の軽さで収めたいんです。
◆求めすぎちゃダメ。このお値段ならこの程度
ZV-E10の評価で、1番痛い評価は「手ぶれ補正が無い」だと思います。そう、確かにその通りです。メーカー自体がVLOGカムとか言って宣伝してるくせに、手ぶれ補正が付いていないのは、一体どうした?と言いたくなる。更に、ボディ内手ぶれ補正の代わりの「電子手ぶれ補正機能(アクティブ)」を使うと、なんと、画角が1.44倍されるんです。更に4K30pだと1.23倍されます。
この活字と数字だけ見ると「酷いなぁ」と思います。
でも、欲しい機能を着けたらこのお値段で商品化は厳しいのではないでしょうか。価格と機能はトレードオフの関係にあります。
足りない機能は、人間側で補えばいいんです。
・手ぶれ補正が無い
→カメラを振り回さない
→三脚などで固定して撮る
→ジンバルを使う
→人間ジンバルになる
・画角が狭い
→SEL1020Gレンズを買えば良いんです
→アクティブ手ぶれ補正を切ればいいんです。
対策は出来ます。
ボディ価格が抑えられている分、人間がやるしかありません。それこそが腕を磨くチャンスです。
このカメラで、動画撮影の基本的事項を習得すれば、高い高級機を使ったとき、その高機能性にびっくりし、その楽さに気づきます。
◆Webカムとしては最強
ZV-E10には、ストリーミング機能が付いています。
4K配信が可能という点は、他にない強みです。
お家から配信したり、屋外などから配信するのにはコスボの良いカメラではないでしょうか。
ミヤビックス
◆ZV-E10が合う人、合わない人
・合う人は、つまり、このお値段ではお安くお手軽にそこそこの動画で良い人です。
アホみたいに機能を求めず、撮った動画を観て、その内容に満足できる人には向いています。
・合わない人は、つまり、高機能性を求める人です。そういう人には向かないカメラです。上位機種を使っていて、それと同じような使い方をしたいなら、それは合いません。きっとストレスフルだと思います。
◆個人的感想
私、個人の求めるものは、「小型で、軽量コンパクト」で、お手軽に普段から持ち歩けるカメラ。それに加えて、RX100M7やGoProよりも暗所撮影が出来るカメラでした。
GoPro10の手ぶれ補正を使っていると、ミラーレスの補正は効かない方になります。
また、iPhoneのお手軽さに比べると、ミラーレスは重いし荷物になるし、さっと出して使えない。
これらの経緯があり、少しだけ大きく荷物になるけれど、より暗所で撮れるお手軽カメラとしてZV-E10を買いました。
バリバリ、DaVinci Resolve Studio でカラコレをやりたい時期は超えました。BMPCC4Kで十分に楽しんだので。
いまは、「お手軽な日常記録」を撮る道具として、より最適なZV-E10を活用したいと思っています。
また、山に持って行くにも最適だと思います。
とにかく、小さく軽い。そして、少しお金を出して明るいレンズを揃えれば、昼夜問わず、山の体験を映像に収めることができます。人生の一瞬を映像に残すことができます。
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