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不思議なハンコ屋さん「山本印店」を知っていますか? 
そこでハンコを作ると、運気が上がると言われている伝説のハンコ屋さん。
日本一、予約の取れないハンコ屋さんです。


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ここでハンコを作ると成功する。
政治家、経営者、会社員、恋愛など、運気が上向く。

その言葉をどう受け止めるかは、その人次第です。

私が、この山本印店さんを知ったのは、もう10年ほど前になります。当時、行っていたBARのオーナーさんが、「ハンコ屋の予約がとれた。明日作りに行く!」と意気揚々と言っているのです。なんでも、いままで数多く成功者が訪れた伝説的なハンコ屋さんで、そこでハンコを作ってもらうと事業がうまくらいしいと。

当時は、「へぇ、そんなハンコ屋さんがあるんだ。」位にしか思っていませんでした。それから、10年後、何かが降りてきたように、私は山本印店を思い出しました。そして、お店に電話を掛けたのです。

この山本印店では、ご主人の山本桃仙さんが、手彫りでハンコを作っています。そのため、1日数件の予約枠で、前日のお昼12時から翌日分をの予約を電話で予約するシステムになっていました。お昼12時、お店に電話を掛けても通間中の「ツー、ツー、ツー、」という音をずっと聞く人がいるほど電話が繋がらないそうです。

私も思い立った日は電話が繋がりませんでした。しかし、その翌日にスッと電話は繋がり予約をすることができ、とても興奮したのをよく覚えています。

◆予約が取れてもハンコが作れるとは限らない
Webで調べているとき、お店まで行ったけどハンコを作って貰えなかったという人がチラホラいるというのを見つけました。なんでも、「ハンコをつくるときではない」ときは、ハンコを作っていただけないそうです。その理由については、山本桃仙さんの書籍の中で話されています。ハンコを作るのを断るとか、ただのハンコ屋さんではなさそうです。この書籍は既に絶版の様ですが、どうしても読んでみたく、古本を購入しました。山本桃仙さんを知ることができ、作っていただいたハンコへの思いがより深くなりました。人を知るというのは本当に面白いです。
ご興味が湧いた方は是非、入手してみてください。



◆予約当日にお店へ向かうと
予約できた時間にお店に伺いました。当日は雨が降っていました。お店の前には女性が一人で傘を差し雨の中に立っていました。その人がお店に入った後、しばらくして私もお店の扉を開けて、中にいた若い女性に声を掛け、予約時刻と名前を告げました。すると、もうしばらく、お店の外で待っていてくださいとのこと。そのあと15分くらいでしょうか。前の女性がなにやら話し込んでいるのを窓越しに見て順番を待ちました。その女性は、なにかを真剣に相談している様子でした。

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やっと、前の女性がお店を出てきました。そして、私の番が回ってきた。お店の中は、本当に狭くて、人が4人くらい入ると狭さを感じる程度。お店の中には、山本桃仙さん、若い20代くらいの女性、私の3人。

まず、持参した判子を渡します。それから、紙を渡され、その紙に名前と生年月日を書きます。それらを桃仙さんが見て、何かを感じ取っているんでしょうかね。暫くして、「あなたには母親方のご先祖様がついておられる。今日は、そのご先祖様が着いておられる事を覚えて帰ってください」みたいな事を言われました。私は、祖父母とほとんど会ったことがなく、また、我が一家は関東在住ですが、母親方の実家が山陰地方で遠方のため、ほとんどご縁が途切れていました。

そのほかに、いままでの暮らしやパートナーについても言及されました。何も話していないのに、なんでそんな事を知っているのかと驚きました。「大丈夫、これからだよ」と言っていただきとても安堵しています。このスピリチュアルなやりとりを期待して来店する人もきっといるんでしょうね。

私は、その結果、判子を作っていただけることになりました。

◆仕上がりは3ヶ月後
不思議なやりとりを終えて、おそらくお孫さんだと思いますが、まだ若い女性から「仕上がりは3ヶ月後です。受取に来てください」と告げられ、このお店を後にしました。

3ヶ月後。なんの予約等なくお昼過ぎにお伺いしました。扉を開けて入ると、ご年配の女性がおひとりでいらっしゃいました。おそらく、桃仙さんの奥様だと思います。名前を告げて、紙袋に入ったハンコを受け取ります。表には作っていただいたハンコの陰影が3つ。こんなハンコが出来上がってくるとは思っていませんでした。文字(フォント)が独特なんです。硬い私の苗字がなんとも柔らかく見えます。ほんと素晴らしい。

スピリチュアルなお話も良いですが、このハンコの陰影が本当に素晴らしく、この手彫りハンコを作っていただいたことに喜びを感じました。本格的な手彫りのハンコは初めてだったので嬉しかったです。

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◆消えゆく「判子」という文化
今後は、ペーパーレス化が進み判子を押す機会も無くなっていくのかもしれません。銀行や重要な契約をするときくらいしかハンコを見ることはないでしょう。

それでも、私は、今回、山本印店さんでハンコを作って良かったと思っています。自分の苗字を大切に思う機会を頂き、また、ご先祖様を思う機会を頂きました。

人生が、これから開けるかどうかや運勢が良くなるかは分かりません。ただ、毎日を大事に生きていこうと思うようになりました。今後、このハンコを押すのが楽しみです。運気が上がるといいな。

今日、この文章を読み山本印店に興味を持ったあなた。
もしかしたら、あなたもそのときなのかもしれません。

以上です。
ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

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桃仙
山本牛女


◆info
世田谷区三宿
山本印店さん

目黒区学芸大学
BAR トリッキーズさん
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