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GoPro HERO10の暗所撮影はどうでしょうか?
素晴らしいとしか言えない結果を得ました。

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◆「9」からの劇的進化が凄い

GoPro HERO 9 はとても暗所耐性が低かった。
センサーの変更によるものと思われますが、とても夜は撮影に使えませんでした。 
しかし、10は凄い。かなり綺麗な映像になりました。

◆ Review映像で分かる「10」の暗所性能の進化

2つの動画を用意しました。

一つは、撮って出しそのままの粗編集した動画です。
この映像で、GoPro10の素の映像をご覧ください。

もう一つは、同じ映像をDaVinci Resolve StudioでNoise Reductionを掛けただけのものです。色補正などは行っていません。元素材がいいと、NRだけでかなり綺麗な映像になるのが分かると思います。

□オリジナル Ver.



□ノイズリダクション Ver.




◆撮影時の設定
5.3K/50fps 4K/100fps
iso 800,1600
レンズ リニア
Hyper smooth off
ビットレート 高
シャッター 自動
EV値 自動
ホワイトバランス 自動
iso最小100 最大800/1600
シャープネス 高
カラー ナチュラル
ウインド 自動

ジンバル:Zhiyun Crane M2 ( M3が出ましたが、デザインはM2の方が好きです )
かなりコンパクトで、普段はRX100M7用として使用しています。
このジンバルから給電できるので、撮影時間の確保がより楽になります。
このクレーンM2は、安くてコスパが良く、鞄にポイっと投げ込めるサイズのおすすめジンバルです。




どうでしたか?
GoPro HERO10の暗所撮影は。
これほどまでに綺麗に撮れるとは、正直、驚きました。
「9」の不名誉は、十分に取り戻したと評価できると思います。

あと、レンズカバーには保護剤を貼らない方が画質が良い気がします。
直感的な感覚ですが、違いが出るように思います。

GoProなど、小さいセンサーサイズのカメラでは、暗所撮影時、電子手ぶれ補正機能をオンにすると、いわゆる「にじみ」が生じてしまいます。これは、強力な光学手ぶれ補正を積んだミラーレスなどとの違いです。
ですが、この点を解消する方法として、電子手ぶれ補正を切り、カメラを固定して使う。またはジンバルに載せて使うことで、にじみが解消できることがあります。

本来、GoProなどのアクションカムは、太陽の下など日照条件の良い環境下での撮影を想定していると思います。その使用方法においては高級ミラーレスに劣らない綺麗な映像を得られます。しかし、暗所はやはり弱い。山の山頂やテント場など、灯りが乏しいところで如何に綺麗な映像を撮るか。そのポイントは「動かさない」だと思います。三脚などを使用して据え置きして撮ることをお勧めします。

あと、4kにするとLTM(ローカル・トーン・マッピング)機能が使えるらしいので、それも使って夜間撮影をしてみると良いかもしれません。

今回は、その反対をいく「夜、歩いて撮影する」をテーマにGoPro10の進化をご紹介しました。
2021年は、良いGoProが豊作のようですね。

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◆今回の使用機材リスト









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