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夏が過ぎ去った尾瀬
夏でもない、秋でもない季節が広がる



尾瀬の様子は、こちらのVlogでどうぞ。

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□尾瀬へのアクセス
尾瀬へのアクセスは、バスタ新宿から尾瀬戸倉行きの高速バス「尾瀬号」が便利だ。
週末に尾瀬を訪れる場合のベストは、金曜日夜発の夜行バスに乗り、明け方からの早めのスタートを切るプランだろう。もし時間が許す人は、金曜夜発便をchoiceしよう。

尾瀬は広い。その尾瀬をどの様に歩くか、いくつかのプランがある。尾瀬号を使う場合は、尾瀬戸倉か大清水のどちらから周回してピストンするか、反対側へ歩き抜けるかになるだろう。余裕がある様なら燧ヶ岳至仏山尾瀬ヶ原を一泊二日で堪能するのがいいと思います。

今回は、都合により、土曜日の朝イチ発の便を使った。朝6時45分新宿バスタ発で、尾瀬戸倉に10時55分着予定だ。そのため、プランも鳩待峠でテント泊して、2日目に至仏山に登り、そのまま戸倉まで戻るルートを予定した。

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朝のバスタ新宿。
最近、バスタ新宿をちょいちょい使う。
高速で渋滞さえなければ、かなり便利だ。
なんせ、寝れるし呑めるしね。出発直前まで用事のあるときは重宝する。

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尾瀬戸倉に到着。
尾瀬戸倉からは、マイカー規制のため鳩待峠までシャトルバスに乗り換える。
ここでは、買い物等ができないので、バスに乗る前に必要なものは買っておこう。

鳩待峠まで、約40分ほど掛かるが、このバスは多分、全員着席できるやつだと思います。
移動中ちょい寝できた。

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今回の登山口である「鳩待峠
鳩待峠から、ハイクスタート♫
初日は、至仏山荘でテント張って尾瀬ヶ原を散策する予定なので、ゆっくりペースで進む。

戸倉から鳩待峠までは、約1時間の下り道。
重い装備でも楽々歩いて行ける。

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あっという間に至仏山荘に到着。
山小屋というより、避暑地の別荘という感じの佇まいです。

受付でテント泊の申込みを行い、ふと、前を見ると素敵な写真が飾られている。目を奪われ眺めながら、「これ、素敵な写真ですね。」と受付の人に声を掛けた。すると、なぜかにこやかに「ありがとうございます」と返ってきた。
どうやら、この写真を撮影されたご本人だったようだ。そして、至仏山荘の支配人さんでした。

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至仏山荘支配人の栗栖さん。私は存じ上げなかったが、どうやら写真で有名な方らしく、同行者がえらく感動していた。確かに良い写真撮る方だったなぁ。とても感じの良い方でした。

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この日は、かなり空いていたのかな?
テント場も余裕のある感じでした。
尾瀬って、こんなもんなのかな。みんな、見晴らしの方へ行ってしまったのかも。

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テントを張り終えたら、尾瀬ヶ原を散策
夏が終わり、花の跡が広がる。

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途中、いくつかの逆さ燧ヶ岳ポイントがある。
この日は、少し風があり、水面が微かに揺れてしまったが、それでも絵になる。

尾瀬ヶ原を贅沢に時間を使って歩く。
人も少なく、ほぼ貸切のような空間。




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竜宮小屋に到着。
鳩待峠から見晴らし側へ歩いて行くと、湿原の先に家が見えてくる。このときの絵がなんとも幻想的な絵で、ジブリの世界に登場しそうな雰囲気だ。

ここで、牛乳とオレンジジュースを飲んで、一息。野外で飲む牛乳はうまい。またオレンジジュースも身体に染み込んでいく。

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足下を見てみよう。
尾瀬ヶ原は、東京電力の土地だということからか、木道には、TEPCOの焼印がしっかり。

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ちょうど、このときは補修工事が行われていた。きっと数年おきに木道は張り替えているんだろう。あまり古いものは見受けられなかった。

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また逆さ燧ヶ岳
ところどころにポイントあり。

尾瀬ヶ原を優雅に3時間ほど歩いた。

途中、学者さんらのグループや自然調査の方々に出会い、小耳を立てて豆知識を伺ったりして楽しんだ。ガイド泥棒ですなぁ。

さて、至仏山荘へ戻ってきたら、随分と寒い

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なんと、13°しかない。
東京はまだまだ夏なのに、尾瀬はもう秋の気温になってしまったようだ。

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でも、しっかりビールをいただきます。

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つまみは、同行者さんが作ってくれた、チキンの焼物♫ ペーパー使うとクッカーが汚れなくて良いですね。

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呑んだくれながら、尾瀬の夕刻を楽しむ

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静かに沈む夕陽を見送ったあとは、
光のない世界が始まる。

尾瀬の夜空は、高山ほどではないにしても、東京の夜空よりも目を惹く。

寒い夜だった。
こんなに寒いのは久しぶりで、ダウンジャケットを着込んでも身震いした。

至仏山荘のはなれのBAR前で、ビールとウイスキーを味わいながら、ふけっていく夜に話を咲かせる。たわいもない会話が楽しい。

しばらくして、至仏山荘の消灯時間になったので、名残惜しいが寝ることにした。

シュラフに潜り込んで、温もりを求めた。
モンベルのダウンハガー#3は、冬以外なら大体いける。

酔っ払いっているので、あっという間に眠りに落ちる。とても幸せな時間がやってきたね。




□2日目、至仏山へ

翌朝、起きてテントをしまって至仏山へ登る。
まだ、夜明けが来てしばらくした薄暗い中、ゴソゴソとテントを片付けて、歩き出す。

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最後の湿原を楽しむ。
朝のモヤモヤがとても幻想的だ。

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ふと振り返ると、朝陽がやってきた。

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綺麗です。
朝陽を背に歩く。

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眩しいほどの朝陽を浴びる。

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至仏山の登山口を超えて、しばらく登る。
ふと振り返ると、尾瀬ヶ原と燧ヶ岳が視界に入る。尾瀬ヶ原には雲海が広がり、朝陽を受け止めている。

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森林限界を超えると、空が広がっている。
視界を遮るものが減り、空が近くなる。

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続く階段が、天国への階段に思えてくる。
一歩登るたびに、どこかへ行ってしまうような、そんな感覚を覚える、不思議な空間が広がる。

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山頂に到着。
テント道具一式を背にしているので、そこそこ疲れる。多少、息を切らし、山頂の様子を伺う。

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山頂は、それほど広くなく、あまり長居ができるような場ではなかった。この日は、はじめに十数人の程度の人しかいなかったが、30分ほど休憩しいる間に、どんどん登ってきた人がいた。おそらく深夜便で来た人が登ってきたのだろう。

至仏山の山頂からは、360度の眺望が楽しめる。気持ちの良い空間だ

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ここからしばらくは稜線を歩く。
眺望の良い稜線で、気持ちよく歩けた。

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小至仏山というのもあるんですね。

帰りのバスの時間があるので、2日目は、あまりゆっくりせずペースを上げて下山道を進む。

ちょっと飛ばしたペースで、あっという間に下山口に到着。



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尾瀬戸倉の登山口に戻ってきました。

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ここでコーラ
うぅ〜ん。気温が低かったせいか、いまいちの味わいでした。

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たしか、何かの豆が入っているソフトクリーム
美味しかった。




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鳩待峠からシャトルバス。
やはり、立ち乗りはないみたいで、人数が超えたら2台目を出してくれました。

バスに揺られながら、尾瀬戸倉へ向かいます。
そして、「尾瀬ぷらり館」へ寄って汗を流しました。ここは、数人はいるといっぱいといった感じのサイズ感ですが、なにぶん、バス停から近いので行きました。
事前によくリサーチしたり、帰りのバスまでに余裕があるようなら、最寄りの温泉宿の日帰り温泉もいいと思います。

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お風呂あがりに一本。
帰りも高速バスに揺られ新宿まで楽ちんです。

尾瀬は、新宿からのアクセスが良いので、年間を通じてちょいちょい行きたくなりました。山に登らなくても、テント張ってまったり自然を楽しめる場所です。

尾瀬の四季を観てみたいと思います。

次回は、大清水からのルートでプランを組みたい。
そして、尾瀬沼散策もじっくりしてみたい。
せかせかと歩くのは疲れるので、まったりとその場所その時を楽しみたいな。

 ちょっと、時間を贅沢に使って自然を感じたいと思うのが尾瀬なのかも。

⬇︎尾瀬の旅 Vlog ちょっと長くなってしまったけど。


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